清酒発祥の地 奈良

清酒発祥の地・奈良正暦寺で室町時代に盛んに製造された僧坊酒の一つである菩提泉を、現代に復活させようとするプロジェクト「奈良県菩提もとによる清酒製造研究会」が平成8年にスタートしました。

奈良県の酒造メーカーの有志、奈良県工業技術センター、菩提山正暦寺、天理大学附属図書館、樋口松之助商店、その他関係者が主なメンバーでした。

室町時代の「多門院日記」や「御酒之日記」をはじめとする文献資料を参考にしながら、試行錯誤を繰り返し、その製造メカニズムの研究などに取り組みました。

それらの結果、ある種の乳酸菌がその重要な役割を果たしている事をつきとめたのです。そして、正暦寺の境内から、「菩提もと」の製造に適した乳酸菌と酵母をスクリーニングする事に成功し、さらに総合的な製造方法を確立する事により、再現性よく高品質な「菩提もと」の製造に成功しました。

そして平成10年に室町時代の名酒「菩提泉」を500年ぶりに復活させ、各社が「菩提もと清酒」として商品化することに成功し、全国から注目を浴びました。

その後毎年、正月の1月6日には初度の仕込み、1月9日には二度の仕込みを行い、正暦寺で製造された「菩提もと」を酒母にした菩提もと清酒の製造が、研究会会員の酒蔵で行われています。

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